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子供時代の原点

  • 執筆者の写真: 悠輝 大沼
    悠輝 大沼
  • 3月22日
  • 読了時間: 3分

私が初めてCAPCOMのゲームをプレイしたのは幼稚園の時、ミッキーマウスのアドベンチャーゲームが最初でした。

幼いながらにCAPCOMのロゴが画面に現れる際の効果音が印象的なのを覚えています。

私が初めてCAPCOMを子供ながらに意識した最初の瞬間でした。


小学校に入学して、ゲーム好きの同級生の家に頻繁に遊びに行く様になり、私はそこで運命の出会いを果たします。

ロックマンシリーズを友達と変わりながらプレイした時、こんなに面白いゲームがあるのかと驚きました。

子供にもわかりやすいシンプルでスタイリッシュ、にもかかわらず格好良いキャラクターデザインは今でも忘れません。

私にとってロックマンはゲームだけの物ではありませんでした。

当時愛読していた月刊コロコロコミックに連載されていたロックマンの漫画が私は大好きで、ゲームとは異なる魅力を感じて愛読していました。


それから数年経ち、私は自分もモノ作りの世界に足を踏み入れてみたいと思わせるゲームと出会いました。

確か誕生日のプレゼントで「鬼武者」を買ってもらってからでした。

大人が観る様な映画やドラマの世界観でゲームをする感覚に小学生の私は強い衝撃を受けました。

直接的な描写がないのに感じ取れる重厚で深い世界観は私に大人の深い世界を魅せてくれた気がしてなりませんでした。

丁度その頃、テレビの特番でCAPCOMの番組を観ていて、その時初めて稲船敬二さんのインタビューを見た記憶があります。

鬼武者をつくった方の存在を初めて意識したのを今でもよく覚えています。


大学に入学して新卒採用でCAPCOMを受けましたが、お恥ずかしながら面接で私は駄目でした。

ですが、鬼武者3のOPを手掛けた白組に入社する事が出来ました。

「いつか稲船さんとお仕事できるかも」

まだ何も知らない私はそんな事を想ったりしていました。


その後、私は病に倒れて療養したり、そこからフリーになりましたが、時折稲船さんのニュースを見ていました。


転機となったのは、去年の東京ゲームショウの後のあるパーティーでの事でした。

そのパーティーに稲船さんがいらしていたのです。

私は思わず話し掛けたいと内心思いましたが、正直新卒でCAPCOMに落ちた自分なんて相手にされないだろうとなかば諦めて遠くから見ていました。

そんな時、知人の業界の先輩が稲船さんに自分を紹介して下さったのです。

少ししか最初は話せませんでしたが、自分が子供の頃の事を話したりしたら喜んでくれました。


後に、勇気を出して私は自分の作品をお見せしたら褒めて貰えた時、本当に嬉しかったです。

あの時新卒の面接で駄目だった自分が諦めないで続けていたら、子供時代の憧れの人に褒めて貰えた。。

私は絵を描く事を辞めないで良かったとあれほど思った事は今までありません。


いつか稲船さんのお役に立ちたい。

そんな目標が私の中にできました。

私は専門学校で講師もしていますが、たとえ最初上手くいかなくても諦めなければ夢はかなうかもしれないと生徒達には伝えています。

稲船さんが私にそう教えてくれたように。


稲船さん、本当にありがとうございます。

いつか貴方の次回作にお役に立てるように精進して参ります。



 
 
 

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